いま、大論争を巻き起こしている
ブリタニーは11月1日に安楽死すると宣言していた
これに反対派が大ブーイング
一時、私はまだ生きたい。夢が見れるのか?と揺らいだが
それでも11月1日に自ら死を選んだ
僕は人間に与えられた自由は<死>を自分で選択できること
だと思っている。だからこそ、逆説的に<生きること>を
自分で頑張れるし、演出もできるし、楽しむこともできると
思っている
それは、一にも二にも自分で自由選択できる<死>を
http://www.huffingtonpost.jp/foresight/euthanasia_b_6039600.html
ブリタニー・メイナードさん、29歳。末期の脳腫瘍のため、医師に余命が6カ月以内と告知されました。彼女は自分の病気の予後や終末期医療などについて慎重に考慮して、自宅のあるカリフォルニア州サンフランシスコ湾岸地域から、オレゴン州に転居することを決断しました。なぜなら、オレゴン州は、米国で尊厳死が合法化されている5つの州(ワシントン、モンタナ、バーモントとニューメキシコ)の1つであるためです。
現在、彼女は愛する夫と母親と共に、オレゴン州ポートランドに住んでいます。そして彼女が自ら自分自身についての"重大な決意"をウェブ上で公にしたため、メディアでも大きく取り上げられ、いまや全米で彼女自身の尊厳死の権利について大論争が沸き起こっています。
ただし、ここでまず注意していただきたいのは、米国で議論になっている「尊厳死(death with dignity)」は、「医師による自殺幇助」を意味します。しかし、日本で言われている尊厳死(必要以上の延命行為なしで死を迎えること)は、米国では「自然死」を意味しています。この米国での「自然死」については、リビングウィル(生前の意思表示)に基づき、「患者の人権」として、現在ほとんどの州において法律で許容されています。目下、米国で合法化の是非が議論になっている「尊厳死」は、日本で言われている「安楽死」を意味します。このあたりの違いについては、フォーサイトでの拙稿「『合法化』へと向かう米欧『安楽死』の現場」(2014年9月1日)をご参照ください。