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女は社会進出したが、男は「家庭進出」していない

共働き家庭において、妻の家事・育児の負担が平日・日曜ともに夫より重いという結果があります。女性の社会進出は進んでも、男性の「家庭進出」はまだ進んでいません

夜中は大半が寝ていますが、朝6時頃からちらほらと起き出し、洗顔などの身の回りの用事(雑事)や朝食の準備などに勤しみます。子どもを起こし、食事・着替えをさせ、保育所に送るなどの育児も朝のタスクです。

 こうした「闘い」の朝を終え、9時以降になると仕事の領分が大きくなります。パート等のママも含まれていますので、だいたい半分くらいです。残りは変わらず、自宅で家事や育児を続けています。午後は休養や趣味などの第3次行動がちょっと増えますが、夕方になると保育所のお迎えや夕食の準備など再び慌ただしくなります。

 ひと息つけるのは、子どもをお風呂に入れ、寝かしつけた21時以降でしょうか。その後は就寝ですが、育児の領分が深夜にもあることに注目。夜泣きをする子をあやしたりするのも、この中に含まれるでしょう。幼子の育児は、24時間にわたることもうかがわれます。

殺される確率が一番高い年齢は何歳かご存じでしょうか?

最も多いのは、生後間もない0歳の乳児です。ダントツです。この中には、交通事故や転落などの不慮の事故死は含まれず、他者による人為的な力によって命を落とした人間の数です。よって0歳の死亡者の大半は、いわゆる虐待死であるとみられます

加害者の多くは母親です(厚労省「福祉行政報告例」)。上図の他殺統計は、夫の家事・育児の協力が得られず、子育てならぬ「孤育て」を強いられている母親の苦悩を表現しているように思うのですが、いかがでしょうか

このような悲惨な状況にママを追い込んだのは現在社会です

それを忘れて、子供を産まない、子供を育てる気がない・・・

最近の女は何を考えている・・・などと、一体、どの口叩いて言えるのでしょうか?

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