4月10日に「DailyMail」に掲載された記事によると、研究チームはロンドン病院の最新型CTスキャナを用いて「棺を開ることなく、包帯を解くことなく、一切ダメージを与えずに」ミイラの全身を撮影。さらに、カーデザイン用のソフトウェアを駆使して画像を3Dイメージに作り変え、遺体の様子を詳細に調べあげたところ、いくつかの“新事実”が明らかになったという。
イメージ解析でわかったのは、ミイラ職人が遺体のヘラのような物を使って鼻の穴から脳みそを取り出していたということだ。これは、古代エジプトのテーベで紀元前600年に葬られたと推測される男性のミイラの頭蓋骨の中から、少量の脳みそ、それと共にヘラのような器具が見つかったことで判明した。このミイラについては、「作業の終わり近くになって頭蓋骨の中でヘラが折れ、取り出しきれなかった脳みそと共に器具の破片が残されたのではないか?」と、研究チームは推測している。
古代エジプト社会において、歌姫は「エリート階級」に属していたといわれており、この歌姫・タムトも優雅な生活をしていたと考えられる。さらに、彼女の棺の装飾や、棺の中に収められた宝飾品類、衣服やアクセサリーなどからも判断できるように、非常に盛大な葬儀によって弔われた後に、もっとも手厚い作業でミイラ化されたとみられている。おそらく、子宝にも多く恵まれていたと思われるタムトの死亡年齢は、およそ35歳。これは当時の平均寿命だそうだ。
彼女の髪は短く刈り揃えられていることから、普段は頭にウィッグを着けていたと考えられている。さらに、指と足指の爪は金や希少金属で作られた装飾プレートが着けられていて、あたかも現在のネイルアートのように彩られているということだ。
また、身にまとっていた衣装はシースルー素材で作られたものもあり、どうやらタムトはお洒落でセクシーな女性シンガーであったようだ。
彼女の死因は「心臓発作」と推測されているが、その根拠となるのが今回見つかった股間の大動脈に見つかった脂肪分だ。この発見により、タムトは動脈硬化と血栓症を患った末に心臓発作で亡くなったのではないかと考えられている。
これには、彼女が活動していた宮殿で行われる儀式で出される「贅沢な料理(牛肉のステーキやローストダック)」が影響しているのではないかとみられている。当時、一般のエジプト人は動物の肉を食べることはなかったそうだが、彼女のような特権階級のみに許された贅沢な「生活習慣」が、病の最大の原因だったのではないかと推測されている。
妖艶優美な歌唱パフォーマンスで周囲を魅了し、美食が原因で病死した3,000年前の宮殿の歌姫の生涯が最新の科学技術で今、こうして蘇ってきたことに感動を禁じ得ない。5月22日から11月30日までの開催期間中、万が一にもロンドンを訪れることがあったならぜひ立ち寄ってみたい特別展である。
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当時の平均寿命はなんと35歳だったらしい
今日の半分である
人生観などが相当に違ったんじゃないかと思う
また、上流階級では今日と変わらない食事をしていたというのも
なんとも・・・つまり上流階級は今日と余り変わらない生活を
していたということでもあると思う
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