久しぶりにドライブで宿を取った
3~4時間の距離なので日帰りはできるのだが
撮影を終了した後だったので気分転換も含めて休息することにした
秘湯の宿という会組織がある
大変評判のいい処とそうでない処があるので
類似の名称の会が複数あるのだろう
もちろん評判のいい方の宿に向かった
幹線道路から逸れて、さらに脇道からも逸れて
未知な人は走らないだろうという道を10分ほど走り
大丈夫だろうか? 宿に電話でもした方がいいのじゃないだろうか?
と思った頃に看板が見えた
文字通りの秘湯で湖畔の宿だった
人などいない静かな湖の傍に藁ぶき屋根の門をくぐると
レトロな一軒家の旅館があった
一風呂浴び部屋の窓を開け湖を見ていると
時折、魚が跳ねる
トンビが空を舞い、ヒュルルルーと鳴く
時間が止まったような良い処だ
撮影の疲れもあり気持ちよく景色に癒され
次第に景色と一体化していた
対岸には2軒の民家が見える
そのうちの1軒は2世帯が住んでるのだろう?
大きな庭に芝生が敷かれ2棟の家が建っている
物置のような蔵のようなものが端にあり
その横は屋根の下に舟が2双収納されていた
道に近い屋敷隣りには軽四トラックが見えていた
2棟とも雨戸がギッシリ閉まっていて舟もトラックも停車停留されていた
ので留守かな?と想像していると、まだ若そうな男が現れ
芝生の庭を歩き立派な石垣が築かれた湖畔から
釣りを始めた
目の前の風景がすべて絵に収まる様子に満足していると
その男、突然、湖に入っていく
又下まで水に浸かり、そして何かを捕まえ・・・た
そのまま芝生の上を歩いたかと思えば消えた!
また芝生の上に現れたかと思えば、湖畔から釣竿を垂れている
・・・うつらうつらとしている内に辺りはすっかり闇に包まれていた
すると対岸の民家から灯りが漏れていた
人がいるだ
食事の支度でも始めたのだろうか?
あれ、今度は灯りが消えていた
庭先を懐中電灯で歩いている様子がわかる
すると、今度は他方のもう1軒の家の灯りが明々と点いた
あれ、あれ・・・と見ていると
その灯りも消え、同じように懐中電灯で人の歩く様子が見えた
そして、今度はまた正面の家の灯りが点いた
平安時代の通い婚のとき、家に明かりを灯して消す
そして、すぐにまた点ける・・・と、それは、今夜、きてね!
という合図だったという
この隣同士の2軒の家の人々は
古風にも平安時代の名残を今日まで伝えるように
夜の合図を送り合っているのだろうか?
などと途方もない想像に走っていると
今度は、2軒ともに灯りが消えて
辺りは真っ暗な闇に包まれた
なんだか静かな湖に自然満載のこの風情とは
似ても似つかぬ忙しない光景に戸惑い始めていると
今度は、2軒ともに、明々と光りが放たれた
正面のよく見える家は2棟ともに雨戸までが開けられて
家じゅうの電気が灯されたように光が強く放たれている
まさか・・・?
この自然の鳴き声しか聞こえない静ずかな湖畔で
UFOでも呼んでいるのだろうか!
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庭に咲いた花
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