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自由な性生活楽しむパリのナイトクラブ、有名人や熟年夫婦も 2015年03月07日 15:22 発信地:パリ/フランス


【3月7日 AFP】世界で最もロマンチックな都市、フランス・パリ(Paris)のカップルたちが、性的な刺激を求めてこっそりと行くナイトクラブがある。

 パリの運河沿いにひっそりとたたずむナイトクラブ「ケ・17(Quai 17)」。会計士やエンジニア、ビジネスマン、子どものいる親たちなどが1人、また1人と中に入っていく。中に入ると優しく揺らめくライトが、官能的な赤や濃紫で彩られた室内を照らす。

 豪華なビュッフェが用意された広いバーや鏡張りのダンスフロアなど、一見、普通のクラブのようだが、よく見るとシャンパンクーラーやスナックの横には、コンドームの入ったガラス瓶が置いてある。

「ケ・17」はフランス全土に約500か所ある乱交クラブの一つだ。こうしたクラブは自由な性的体験を求める人のためのスポットで、国際通貨基金(IMF)のドミニク・ストロスカーン(Dominique Strauss-Kahn)前専務理事の売春あっせん事件でも注目を浴びた。ストロスカーン前専務理事は、個人的な乱交パーティーのために売春婦を集めたことは否定しているが、男女入り乱れての性的行為を楽しむ趣味があることは認めている。

「ケ・17」のオーナー、ベルナール・クルーザス(Bernard Crouzas)さんはAFPの取材に「彼(ストロスカーン被告)のような有名人も、ここや他のクラブに大勢やって来る」と話した。客の中には警察官や弁護士、裁判官などもいるという。

■「ちょっとした狂気」

 クラブにはフォーマルなディナーに行くかのような格好をした人もいれば、肌を露出するレザーやレース地の服に、ガーターベルト、ハイヒールなどを身に着けた人もいる。年齢層もさまざまだ。昔から多い来店客は、新しい趣向で情熱を盛り返そうと訪れる熟年夫婦だが、最近では刺激を求める若者たちも加わっている。インターネットやテレビには露骨な性的コンテンツが氾濫し、そこへ官能小説「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ(50 Shades of Grey)」の流行などで、以前はタブーだった性的嗜好が主流化し「ファッショナブル」にさえなっているとクルザス氏はいう。

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