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小江戸物語(ブログ)

「抜け参り」が180万人の江戸社会! 意味わかる?子供が闊達に自由に輝いていると驚く明治維新の白人たち!!

  • studioshowinfo
  • 2017年8月11日
  • 読了時間: 4分

「抜け参り」・・・とは?

5歳~15歳の子供たちが親や奉公先に黙って

伊勢参りをすることで・・・京都所司代が残す

ある時の記録では当時の伊勢参りの人口500万人のうち

1/3がこの抜け参りだったという

現代社会では理解できない

こんな子供がどうやって旅行などできるのだろうか?

金は?道順は?

文字通りの民泊がどこでもできたというわけだ

金などとらずに寝かせ、飯を食わせ、代わりに

旅の話を聞かせてもらう

幕末に通訳として日本に滞在していた英国人二世の

アーネスト佐藤も言ってる「日本ほど親切な国民は

いない。どこでも、いつでも泊めてくれる。さらに

食事を無償で与えてくれる・・・」

さらに、子供の自主性、自律性、独立性、行動力・・・

今日の子供とは比較できない!

なにが違うのだろう?

江戸後期、江戸だけで寺子屋が1500件あったという

就学率は70~86%。イギリスの大工業都市でも20%と

いうのだから。当時、義務教育もなければ幕府も

教育奨励したという記録もない。しかもアジア諸国では

教育を施すと王に反発するのでと拒んでいたのに

江戸時代はなんと自由で開放的だったのか?

寺子屋はもちろん自由競争

今日のような行政指導や行政規制もないので

流行るところは質が向上し流行らないところは

廃れていく

入学金も授業料も特別規定などない

生徒に応じて生徒の自主性で大根や野菜などを

お礼に渡していたが寺子屋の先生は人別帳(住民登録)に

「筆道指南」と書かれ尊敬を集めたようだ

武士といえば身分を保証されても貧しい

金持ちといえば町人の大商家という今とはまるで違う

社会だったようで今日のような「社会的成功=経済的成功」

という社会ではなく「お金がなくても自由に生活や人生を

楽しめる」理想社会だったようだ

幕末から明治にかけて来日したE・S・モースは残している

「世界中で日本ほど、子供が親切に取り扱われ、そして子供の

ために深い注意が払われる国はない。ニコニコしているところ

から判断すると、子供たちは朝から晩まで幸福であるらしい。

(略) 小さな子供を一人家においていくようなことは決して無い。

彼らは母親か、より大きな子供の背中にくくりつけられて、

とても愉快に乗り廻し、新鮮な空気を吸い、そして行われつつ

あるもののすべてを見物する。日本人は確かに児童問題を解決して

いる。日本人の子供ほど,行儀がよくて親切な子供はいない。

また、日本人の母親ほど、辛抱強く、愛情に富み、子供につくす

母親はいない。」

もちろん当時には文科省も教育委員会もなく教育評論家が

いたのでもないが世界最高水準の教育がなされ、子供が生き生きと

育ち社会に役立っていたのである

ちなみに江戸時代の平均的な女性は4~5人の子供を

生んだといわれてます。死亡率が25%ほどなので

3~4人の子供を育てたことになります

10人前後も生んだという昭和の時代は明治維新の

生めや育てやという富国強兵の悪習です

江戸時代の町民文化に急速に人気が高まっている

その理由は何だろう?

1)今日と違い庶民は自由と平等を謳歌していた

2)他人を思いやる心の豊かさと粋があった

3)人生を楽しんでいた

小説や映画やTVドラマに出てくる身分差別や 滅私奉公や切り捨て御免などの恐怖社会は

どこにもなかったようです

むしろ、そのような息苦しい社会は明治維新から

始まったようで明治に訪日した欧米人の日記から

江戸時代の心の豊かさが伝わってきます

それが江戸町文化への人気の高まりのようですね

江戸時代の町民文化を探ろうというのが

江戸町プロジェクトです

このブログなどで江戸の町民文化に関する

情報をUPしながら、江戸情緒を数多く残す

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  楽しもう

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登録スタッフには、その都度に、お仕事の案内を

お知らせします。登録料は永久無料です。

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